仏教の歴史をご存じですか?
学校で勉強したことがあるかもしれませんが、あまり知らない方、覚えていない方も多いかと思います。
私たちにとっては最も身近な宗教ですが、日本にはいつ頃伝わったのでしょうか?
仏教は紀元前400年頃、インドで釈迦(お釈迦様)が生み出したと言われています。
当時の仏教は初期仏教と呼ばれており、数百年の月日を経て世界中へと広まっていきました。
特にインドからアジア地域へと仏教は伝搬していき、その中で少しずつ形を変えていったのです。
そして538年(6世紀)、大陸より海を渡って日本へと仏教が伝わりました。
意外かもしれませんが、仏教が伝わったのは1500年ほど前なのです。
百済から当時の朝廷にお釈迦様の像と経典が献上され、これが日本の仏教のルーツと言われています。
阿弥陀如来で有名な念仏宗などもそうですね。
しかし、仏教が何故ここまで広まったのかという疑問が生まれます。
538年に伝わってからしばらくは、実はほとんど仏教が広まらなかったのです。
伝来から数十年が経ち、聖徳太子が仏教を支持したことから広まっていったとされています。
特に飛鳥地方では繁栄の原動力になったとも言われており、仏教は大きな影響を与えました。
また、聖徳太子は中国へ遣唐使を派遣し、さらに仏教の教えを知ることにしたのです。
そして仏教が国家の中へと取り込まれ、その後も長きに渡って大きな影響力を持つに至りました。
それから奈良時代、平安時代と時を経て、仏教は日本全国へと伝わっていきました。
日本の仏教にも転機が訪れましたが、そのきっかけとなったのが、かの空海と最澄です。
二人は新しい宗派を生み出し、当時の仏教に一石を投じました。
その後の仏教の宗教観や宗派にも少なからぬ影響を与え、仏教の発展へと繋がったと言われています。
非常に古くからある仏教ですが、日本へ伝わったのは誕生から約10世紀を経てからです。
しかし、その後の日本の発展に繋がるとは、当時は誰も考えていなかったのではないでしょうか。
最終更新日 2025年7月7日 by global