社内SNSを有効活用するためには

社内SNSは、会社の組織内に限定した形のコミュニケーションツールです。

個人同士でやり取りができるだけでなく、組織内での情報の共有、必要な情報をすぐに仕入れることができるなど様々なことに活用することができます。

例えば、プロジェクトを立ち上げた場合、社内SNSを使えば時系列ごとに必要な情報を手に入れることが可能です。

途中から参加してきた人でも簡単に見ることができ、どのような流れになっているかをすぐに把握することができます。

とはいえ、デメリットがあるのも事実です。

せっかく社内SNSを立ち上げたのにまったく活用されないというケースです。

既存のSNSを活用するわけではなく、独自に導入することになるため、コストがある程度かかる場合もあります。

にもかかわらず、活性化せず終わってしまうというのは会社にとって損失であり、今後新たなものを立ち上げるときにも前例として残ってしまい、あまりいい状態とは言えません。

社内SNSを有効活用するためにはいくつかのやり方があります。

まずは導入する理由を明確にすることです。

情報共有の大切さは誰もがわかりますが、実際に何を共有すればいいかがわからず、結果として活性化せずに終わってしまいます。

何の目的があって情報共有を図るのか、どのような情報を共有していくのか、こうしたことを事前に決めておくことが求められます。

プロジェクトごとにするのか、それとも所属する部署の中にするのか、はたまた自由にやっていいのかなどを決めておけば、失敗に終わらずに済みます。

一方、SNSに対する疲労感というのを多くの人が抱え、会社でそうしたものを立ち上げるとなるとうんざりする社員がいるのも事実です。

部長などが積極的に発言をすれば、それにしっかりと返していくということが求められる空気になりがちで、若手社員からすれば苦痛でしかありません。

苦痛に感じさせない形での運用が必要であり、やはり導入の目的を考えることが第一です。

最後に、導入する以上は活性化するための施策をいくつも打ち出すことが必要です。

ここのラーメン屋さんがいい、クーポンを配っているからとってきた方がいいなど到底業務とは関係ないことをどんどん書き込み、それを許容するぐらいがちょうどよく、運用する側が積極的にそうしたものを促すことが必要です。

何でも言える環境を作り出すことが大切であり、日常の人間関係を社内SNSにも持ち込むような状況だけは避けないといけません。

最終更新日 2025年7月7日 by global