毎年の台風に備える方法と準備が必要なアイテムの数々

1.台風による被害を受ける可能性を考える

国内では毎年夏の季節から秋の季節にかけて台風が来てしまいます。

その多くが太平洋側から発生していて、南側から北東へ移動していくことが多い傾向にあります。

従って、沖縄や九州は勿論のこと、四国や東海地方、関東地方でも大型台風の通り道になり、東北から北海道にかけては勢力が弱まり、温帯低気圧となり通過することも一般的なデータです。

大型台風は毎年数多く発生しており、通り道となる地域にお住いの方であれば、備えを十分に行うことは欠かせません。

かなりの強風と雨をもたらす被害を受けてしまうことになるので、自宅を有している方であれば自宅を守ることは重要です。

古い時代に建てられている住宅の場合は、強風により屋根が吹き飛んでしまったり、外壁がはがれてしまうことも珍しくはありません。

弱いと感じる部分はリフォームすることも推奨されており、雨や風に強い屋根材と壁材に変えるだけでも効果はあります。

風の影響を受けてしまうような設備も事前に守ることも大切です。

屋内に設置されている設備や機材類は大きな影響を受けてしまう可能性は低いものですが、例えば屋外に設置をしているアンテナや太陽光発電システム、給湯器やガス容器などの設置に関しては、十分な強度を持たせる必要性はがあり、怠ってしまうと余計に被害が拡大してしまいます。

自動車を駐車させるスペースに頑丈なガレージを設置していれば問題は起きないことが多いのですが、カーポートを利用している住宅の場合は要チェックです。

カーポートの場合は種類が豊富にあり、柱の太さや梁の太さに違いがあり、素材での違いもあります。

屋根の部分にはポリカーボネートを用いているものや、アルミ製など金属を用いているものもありますが、住んでいるエリアに合わせた配慮が必要になり、頑強で壊れないカーポート選びでは腐食に強い太い金属を構造にしていて、屋根も金属製の方が確実とも言えます。

2.慌てないためにも自宅の管理を徹底しておく

飛来物に備えたリフォーム方法もあります。

窓ガラスなどは普通のタイプの場合は飛来物によって簡単に割れてしまいます。

リビングの窓ガラスなど、大きなガラスに関しては強化ガラスを用いることで上手く対処することも可能です。

不安定なものは敷地内に設置しないということも大切なことです。

例えばガーデニングを行っている住宅の場合は、敷地内に簡易的な小さな収納庫を設置していたり、庭や畑で使う道具類などを立て掛けている場合も見受けられます。

この状態で大型台風が来てしまうと、自宅や近隣へ飛んでしまい、余計な被害を増やしてしまう恐れもあるので、収納にも注意は必要です。

自宅はできる限り所有者が管理を徹底することは基本になりますが、一般的な火災保険に加入をしている場合では、受けてしまった被害は保険で修理を行うことも可能です。

各社により違いはありますが、地震被害とは異なり、台風の場合は風害や水害に分類することができるので、エコノミータイプの保険以外であればカバーされることが多いものです。

具体例では飛来物で屋根が損傷してしまった状態、同じように外壁に穴が開いてしまった場合、ガラスが割れた場合でも保険で修理することはできます。

保険適用については一律の条件ではないことが前提にあるので、心配に感じる方であれば、事前に加入をしている火災保険の条項を細かくチェックすることは欠かせません。

もしも、不十分な契約と感じた際には、被害をカバーできる商品へと切り替えを行うことも良い方法です。

3.避けることが困難な事例

その結果として自宅は守ることができる可能性は非常に高いとも判断できますが、大雨被害によって受けてしまうリスクも想定できるので、この点に重点を置くことも大切なことです。

その理由としては、保険では決してカバーできないことがあり、実際に起きてしまう事例では、大切な思い出が詰まった写真のアルバムなどを自宅の1階スペースに置いている場合、大雨によって浸水してしまうとお金で取り戻すことはできません。

そのため、貴重品に該当するようなものは、全て高い位置に収納するように努めることが解決策になります。

自宅を厳重にガードしていても、避けることが困難な事例もあります。

実例では電気の供給がストップしてしまったり、水が止まったりガスが止まるということも少なからず起きています。

各ご家庭では台風被害に備えて準備しておくことが推奨されているアイテムも数多くあります。

明かりを確保するための懐中電灯や、情報を得るためのラジオなどは定番アイテムですが、これらは進化をしていて手回しタイプの防災ラジオを購入しておくと非常に便利です。

このタイプの機種は電池が無くても手回しハンドルで充電することができ、照明用のランプを利用できる他、ラジオを聴くことができ、USBポートが付随している機種では携帯電話の充電も行えるという優れものです。

後は水の確保や食べ物の確保になりますが、こちらは復旧するまでの期間を想定して、事前に備蓄をしておくことでクリアできます。

最終更新日 2025年7月7日 by global