税理士の仕事と役割について

税理士の仕事は、主として個人および法人の税金に関する事柄についての補助です。

日本では、憲法で納税の義務が定められていますが、税金にはいろいろな物があります。

「所得税」「法人税」「消費税」「固定資産税」など、あらゆる所で税金が課せられていますが、税金に関する法律はかなりややこしくなっているので、スムーズに納税するには、やはり税金のプロの力が必要になります。

 

■税理士の主な業務内容

具体的な業務は、以下の三つです。

  • 税務代理

納税者(本来、税金を納める義務がある人)に代わって、税金の申告を行います。

  • 税務書類の作成

税務署や県税事務所などに提出しなければならない書類を、納税者に代わって作ります。

  • 税務相談

2月から3月にかけて確定申告がありますが、その際に、税務署で税金についての相談に乗ります。

 

■税理士の役割について

次に、役割については、以下の二つが挙げられます。

  • 経済活動をサポートする

上述したように、日本では多くの税金が定められています。

いちばん身近なのは、何かを購入した時に支払う消費税ですが、相続税や固定資産税などは、あまり普通の人には縁がない税金です。

また、個人事業主などは、上述の確定申告を行う義務がありますが、「自分でやるのは大変」という人も少なくありません。

こういう時に、適正に税金を納められるように補助をして行きます。

それにより、「経営の収支状態を確認しやすくなる」「払いすぎた税金を還付してもらえる」といった形で、経済活動をサポートすることができます。

また、顧問契約をしている企業の経営相談に乗ることもあります。

基本的に、顧問契約をしている企業に対しては、月1くらいの頻度で税務に関する助言などを行いますが、各種の帳簿に目を通すことで、経営についての助言を行うことも可能です。

その企業の懐具合を完全に把握しているわけですから、相談相手としては最も適任といえます。

  • 納税制度をサポートする

一つ目の役割では、個人および法人といった国民が対象でしたが、こちらは国が対象です。

適正な納税をサポートするということは、回り回って日本の納税制度をサポートすることにつながります。

「道路」「公園」「図書館」など身近な施設は税金で作られていますし、警察缶や消防士などの給料も、税金が基となっています。

納税を適正に行うことで、国は安定した税収が見込め、それを使っていろいろな公的サービスを提供することができているのです。

※詳しくは相続税申告 滋賀

最終更新日 2025年7月7日 by global